消費者金融の定義とはどのようなものでしょうか。簡単に言ってしまえば、消費者の信用を担保として、通常50万円以下の小口の貸し付けを行う業者、またはそのサービスのことです。いわゆるノンバンクに分類されます。
消費者金融の魅力
消費者金融の特徴は、即時融資ができ、申し込みや返済の方法が多様であるということです。店頭や電話での申し込みに加え、今はネット上での審査や申し込みも可能で、午前中に申し込みをネットから行うと、午後には口座に入金されるサービスもあります。➡借入に必要な書類
もちろんネットによる返済もできます。他に借入限度額の範囲内で自由に借り入れができること、いつでも返済ができることも大きな特徴です。消費者金融の場合は利息が日割り計算であるため、利息があまりつかないうちに返済することもできます。今日借りて明日返すことだってできます。
歴史的背景
かつてはサラリーマン金融、略してサラ金と呼ばれていました。その当時は利息の高さから、借り入れても返済できない人が多く、そういう人たちに対して、取り立てが頻繁に行われたこともりました。こういった経緯を踏まえて、深夜や早朝の請求の禁止などが貸金業法に盛り込まれ、消費者の保護がなされるようになりました。さらに、それまで法定利率以上の利息、いわゆるグレーゾーン金利が、2010年の改正貸金業法により一掃され、年収の3分の1までしか借り入れ、または貸し付けができない総量規制が実施されて、過度の利息や借りすぎに歯止めがかかるようになりました。最近は銀行の傘下に入る消費者金融も増えていて、銀行系のものと、銀行の資本参加による子会社とに分けられます。それ以外にも消費者金融専業のもの、外資系やクレジットカード系などと様々です。